20 7月

「新鮮な価値観にふれる」

私は、自分のまわりでつくられてきた価値観に違和感を感じていた時代があったことを想起する。それが結果的には自分を縛り付け息苦しくしていた。それは何かを通して体感しなければ、わからないことかもしれない。まわりの圧力で心の扉を開くことができず、閉めきった扉に新鮮な風をいれることを忘れていた。新鮮な風が心を突き抜けていくのを感じた時、どんなに心がさわやかで軽くなったことか、忘れられない。
人間は覚えているだけではなく、忘れ去ることも大切であることを知っている。しかし、今という瞬間に生きる存在とその心が軽くなる体感は決して忘れることはない。